颯爽と走るあいつの後姿をあたしは不覚にも「カッコいい」って思いながら、

てくてくと家路についた。

家に帰ってさっそくその本を読む。

その本は学園恋愛ものなんだけど、まぁ今主人公が失恋に傷ついて泣いているところを主人公の友達だった男の子が慰めに来て……!?

という部分に差し掛かってるんだけど…

どうも集中できずにあたしは本を投げ出した。

まぁ、貸出期間は1週間。

余裕で読めるっしょ♪