結局話せないまま一日が終わった。 仲直りのチャンスは明日しかないのに……。 放課後……俺はくしゃくしゃっと明音の頭をなでている亮太の姿を見た。 どうして……。 明音は恥ずかしそうだが別に嫌がってはいない。 二人はくっついた? もしかして亮太は俺と明音の間に入ろうとして俺と仲良くなったのか? 亮太も敵だった……? 「ははっ」 なぜか笑いが漏れた。 あほだ……。