その日の放課後……

ちょっと急ぎ目に図書室に向かうと、もう明音は来ていて、本を読んでいた。

明音はいつもは可愛いのだけど、本を読んでる時は……


なんていうか、年上みたいに美人っていうか、魅力があるっていうか……


まぁ、綺麗な女性って感じの雰囲気を醸し出している。


俺は躊躇せずに隣に座った。


明音はなんだかあせっているようだ。


様子があまりにもあやしすぎるから

「おなかすいてる?」

ってわざとふざけてみた。

すると、真っ赤だった顔が一瞬驚いて、それからぷぅっとほっぺを膨らませた。

そんな表情も可愛い。



あれ?俺重症!?