俺のすべて

何故って、そこにいた女がいつか見たことのある女だったから。

・・・さて、どうするか。

家まで送るって言っても、

1度みたことがあるだけで、少し気になってはいたが

それだけだ。

他人をわざわざ家まで送ってやるほど俺は親切じゃない。

「あの、帰りたいなら帰ってもいいですよ」

1人どうするか考えていた俺に聞こえた女の声。

「いかにも帰りたいって感じだし・・・人ごみとか嫌いそう」

あぁ、人ごみは嫌いだし。帰りたい。

俺が思っていることを当てやがった。

うん、だから帰るわって帰っていいのか。

それとも、そんなことない。って否定した方がいいのか。

「私、射的したいんで!さき帰っててどうぞ!」

そう言って歩き出した女。