「いくら、可愛い可愛い
 姪っ子だとしても、サボるのは
 許さないわよ?」




保健の先生、、、いや
正確には叔母さんが説教。



桃白 紀沙羅
momosiro kisara

あたしのお父さんの妹で
小悪魔が似合うヒトなんだけど、
めーっちゃくちゃ綺麗!
それにここの高校の
養護の先生なの。




「紀沙羅ちゃんには
 言われたくないもーん。
 お父さんに聴いたんだよぉ?
 紀沙羅ちゃんが高校の時ー
 「りんご?」



やっぱりダメ!
紀沙羅ちゃんには勝てないッ!
鬼で悪魔な紀沙羅ちゃんに勝てるのは
おとーさんだけなのに、
あたしが勝てる筈無いよね、うん。





「はぁ、、、
 しんどくないんなら教室行きな
 何のために来たのよ」




「紀沙羅ちゃん、
 本当に辛かったんだから。
 カイト君を観ると
 心臓が痛くてぼーっとして
 掴まれた腕が熱くて
 触れた場所も熱くて
 火傷しちゃいそうだったんだぁ
 どうしてだろ、なんかの病気?」