蓮が帰ってくる頃には珈琲も冷めてしまっていた
半分以上残っているケーキをみて
「ごめんね」
と言う蓮に何を言ったら良いのかわからなかった
お店を出て何でもなかったように笑いながら話す蓮を見ていると何も聞けない
あれだけ散々、興味ない…を繰り返していた私に蓮の事を聞く資格はない気がした
素直になれない自分の性格を呪ってしまう
「どうしたの?」
夕飯を食べて帰ろう、と言った蓮に連れてきてもらった、Le Menage(ルメナージュ)で料理を待っている時に蓮が顔を覗き込んできた
『ううん、素敵なお店だね』
周りをキョロキョロ見ながら言う
半分以上残っているケーキをみて
「ごめんね」
と言う蓮に何を言ったら良いのかわからなかった
お店を出て何でもなかったように笑いながら話す蓮を見ていると何も聞けない
あれだけ散々、興味ない…を繰り返していた私に蓮の事を聞く資格はない気がした
素直になれない自分の性格を呪ってしまう
「どうしたの?」
夕飯を食べて帰ろう、と言った蓮に連れてきてもらった、Le Menage(ルメナージュ)で料理を待っている時に蓮が顔を覗き込んできた
『ううん、素敵なお店だね』
周りをキョロキョロ見ながら言う