緑「…雪?本当なの?」


王「さぁ 私と一緒に宮殿に戻りましょう。」


雪「…嫌っ 離して!

そのお話は丁重にお断りさせて頂いたはずです!」



男「王子。
人が集まってまいりました。
騒ぎになる前に城へお戻りになりましょう。」


王「姫…私は貴女を諦めはしません。


必ず貴女を連れ戻します。」




緑「どういうことだよ…」




足速に広場を後にする王子を見つめながら
りょうたはつぶやいた。