「あんね、中2の時大好きな彼氏がいたんだ。

 冬に転校生がきて、取られちゃったんだあ…

 別れてもずっと好きだったし、今でも好き。

 忘れようと想っても、忘れたくないてゆか

 罪悪感てゆうのかな。」


話してる間、哀は頷いてくれてた。


『忘れたくないなら、無理に忘れることはしなくていいよ。

 自然にその人のこと考えなくなっていくか

 その人より好きな人を見つけるかぢゃないかな?』


「そうだよね!!

 ありがとっ☆

 なんかすっきりしたかも!

 …あ、でも…」


『ん?』