これが、本当の話だったら今この人は、どんな思いを抱いているんだろう。 そう思わずにはいられない本だった。 って、そんなこと思ってる暇ないよ。 早く、榎本先生起こさなくちゃ。 『先生、起きてください!』 「んっ…」 榎本先生は、寝返りをうっただけでまったく起きる気配がない。 『榎本先生!!』 声をさっきより大きくして言ったみたけど、今度は反応すらない。 『起きてくださいってば!!』 今度は、肩を揺さぶって起こしてみる。 「ん~」 今度は、手ごたえがあったみたい。 ・