「ちょっと!」 少し大きめの声で呼び止める榎本先生。 もしかして、怒ってる? 初日から、何か気に障ることしたかな? いや、でも、逆に私笑われたし… どちらかと言えば先生の方が… でも…厳しいと評判の先生のことだから… 『すいませんでした。何か気に障ることでもしちゃいましたか?』 振り返って急いで謝る。 「いや…せっかく来たんだから、お茶でも飲んでけば?って言おうと思っただけ」 『えっ?』 その一言に、びっくりして下げていた頭を上げる。 .