【続】婚約者は旦那様♪

そうだけど…


私達が結婚したことはほとんど知らない。

うちの高校から大学に進学した人は少ないし、周りの目が怖くてあんまり広めたくない…


達也は高校のときは、ずっと我慢してたから大学では一緒にいたいらしいけど学科が違うからなかなか会えないのが不服みたい。



「ごめんね!今日は莉奈と約束してるから!」


そう言って私は急いで家を出た。



達也、今不機嫌だよね…絶対ι



そんなこと考えながら走ってると莉奈の背中が見えた。



「莉奈~」


「優羽!遅いよ~」


「ごめんね」


莉奈は昔からの親友。


今まで何回も相談にのってもらった。



「旦那とイチャついてたの~?」


莉奈がニヤッと笑ってからかってきた。