【続】婚約者は旦那様♪

隆之くんの真剣な顔にドキッとする。






「優羽にとっては……あれは過去になってるのか?」





えっ……?


それは、どういう意味なの…?



「隆之くん…?それって--」



“キーンコーンカーンコーン”



私の言葉がチャイムに遮られた。



授業の始まるチャイムだ。



お互い予想外のことで固まってしまう。



「えっと……」


「あ、引きとめてごめん」



隆之くんは慌てて私の腕を離した。



「ううん。…じゃあ私、授業あるから」



私は笑って再び走り出した。



今、私は何言おうとしたの…?




少し混乱したまま莉奈の待つ場所まで走った。