「・・・・」
耐えきれなくて目を逸らした。
「なんで…なんで!」
「怖いのよっ!!!」
達也よりも大きくなった声が部屋中に響いた。
達也も驚いて言葉が止まった。
「怖いのよッ・・・。どうしようもなく怖いの…」
この体の中にもう1つの命が宿っている。
まだ、重さなんて全然感じないのに…吐き気や眠さだけで実感させられる。
「私たち、まだ子供なのよ…?
まだ学生で…自活も出来ていない」
やっと今年で20歳の私達。
世間から見れば、半人前もいいところ。
今は智和さんたちの好意で生活しているし、大学だって半分以上残っている。



