そして--- こんな2人を少し高い場所から隠れて見ている人物が1人。 「なに隠れているんですか?父さん」 「と、智和…」 源一郎がこっそり見ていると、いつの間にか後ろに穏やかに微笑んでいる智和がいた。 少し離れた場所に立っていた湯澤が一礼する。 「そんな風にご覧になるのなら一緒に参ればよろしいのに」 「…そんなことできるわけなかろぅ」 気まずそうに源一郎は目線を下げる。 優羽の件があって、この親子にも変化が訪れたようだ。 智和の目線の先には、互いに顔を合わせてほほ笑む達也と優羽。