【続】婚約者は旦那様♪

私は箸をとって一口食べた。




あっ・・・・美味しい。


お母さんの味だ。



少し頬が緩む。





「・・・父さんは仕事?」



「えぇ。寂しがってるわよ。
1人娘が早くに嫁いじゃったから」



「そっ・・・か」



なんでだろ?


わかんないけど、お母さんの
“早く”が強く聞こえた。




『早すぎたのかもな』



昨日、達也が言った“早く”と言葉がかぶる。





お母さんは私の前に座った。




「---なにかあった?」



「えっ・・・!」



突然の言葉に箸が止まった。





「優羽が連絡なしに来るなんて珍しいもの。しかも、こんな朝早くから」