仕事の休憩時間。


ナオは、休憩室に入り、窓からの日差しが差し込むいつもの場所に座り、煙草に火をつけた。


『今日も疲れたなぁ』


そう思いながら、煙草の煙りを吐き出す。


ぷかぷかと浮かぶ煙草の煙り。


その煙りの奥から声が聞こえた。


『お疲れ様です!』


その声は橋田クンだった。

彼は。。。
いつも笑顔で愛想がよくて、
背が低めで、華奢で、
瞳が大きくてキラキラして、
ナオより3つ下の男の子。


部署が違うけど、休憩室で挨拶するようになったのがきっかけで、
いつしか話をするようになった。


夏の終わりだろうか。。

いつからか、休憩室で彼に会えるのを楽しみにしてる自分が居た。。