ひっ…!オーラも怖い…。 「いやぁ…。あのっ…、今日も翔くんは…素敵だね…?」 すると翔くんはエヘッと苦笑いをした私の腕を掴んで、 「中村ー、こいつ借りてくわ」 愛美にそう言って、そのまま教室のドアに引っ張られる。 愛美、助けて! 目で訴えたものの、“自業自得よ”とでも言うように睨まれた。 でっ…でも! 元はといえば、翔くんが悪いんじゃん! そうだよ!と言い聞かせ、 私は翔くんに引きずられて行った。 .