「ん…?どうかした?」
私の様子に気付いたのか、その時の翔くんは私に尋ねる。
「えっと…、実は…」
私は言いかけていた言葉を止めた。
…こんな事言っても、迷惑になるだけじゃない。
そんなことを考えてた私に、また翔くんが声をかける。
「えっと…よかったら、家寄る?」
意外な言葉にポカンと口を開けていると、
「いや…、そういうのじゃなくてっ!…風邪引いちゃうからさ。あっ、何もしないから!絶対に!」
慌てて言葉を付け足す翔くんに、少し笑ってしまった。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
…この人なら信用できるって思った。
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