好き…とか、


そういうんじゃない。


やっぱり…まだ。


「意地っ張りなやつ」


「なっ!失礼な…っ…ちょっと、なに!」


気がつくと、アイツは私の身体をすっぽり包んでた。



ドクン…ドクン。



一定のリズムを刻むアイツの鼓動。


や…ヤバイ。


「ちょっと!離してってば!!」


身体を押しやってもビクともしない。


「…やだね。」


はぁ?!

やだじゃないって。


約束の時間になっちゃう!