幼き頃のそなたを愛する


「指切りげんまん
嘘ついたら 二度とおやつは食〜べない
指切った」



私が指を離すとお春は
くすくす と可愛いらしい笑い声を発した。




「何がおかしいのじゃ。」

私は首をかしげる。



「そのような指切りは
初めて聞きましたので…」




「これは
私と兄上の兄弟の契りだというのに。」



桜の君より少し大人びた
笑顔が私の胸を熱くした。





風邪か…?