「これは笛と言うのじゃ。 そなたは、これが気に入ったのか?」 「気に入った!気に入った!」 「では、おじさんがこの笛をそなたにあげよう。」 「いいのかい?」 そう言いおとんを見上げると、おとんの目から水が流れていた。