最後は遥か~。 一番厄介な人を最後に残しちゃったな。 遥の場合、声をかけた瞬間に蹴りとかとんできそうだし……。 ドアの前で大きくため息をつく。 呼び鈴に反応がないのはもはやお決まりパターン。 あんまり乗り気じゃないけど、これも仕事のうち。 自分を叱咤して部屋の中に足を踏み入れた。 『遥、起きて』 蹴りを警戒中。 念のため距離をとって声をかけるが、やはりこれでは起きてくれない。 『遥!! もう、遥ってば!!』 手の届く距離まで近づき、遥の肩を揺すると、モソッと遥が動く。