『や、やばくない?』


「こいつらこんな人気あったけ?」


開いた口が塞がらない。

会場めっちゃ盛り上がってるし。


ナイサンは持ち時間をトーク、お笑い、締めに歌とダンスのパフォーマンスというで使った。


「ふぅ~、暑っ」


「完全燃焼だっ!!」


「疲れた……」


汗びっしょりの状態で舞台袖に引き上げてくるナイサンの面々。


『アイドルなのにお笑いって……』


「これからの時代、歌だけじゃやっていけないからな。

オールマイティーなアイドルを目指さないと」


海晴がこともなげに言ってのける。