私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~

『何?』


由依の表情が若干強張って見えるのは気のせいだろうか?


「あれ……☆」


由依が噴水の向こう側を指さす。


嫌な予感がした。


『げっ……』


由依の震える指が指し示す方向を視線で辿るとその先には案の定、紫水の姿があった。


「やあ」


『ひぃっ!!』


紫水のいつもより3割増豪華な笑みに悲鳴が上がる。