私こそ光る☆君 ~ライブツアー編~

「あれれ?

そう言えばしーちゃんとセイくんは?☆」


「紫水はファンと交流中。

セイは……どっかその辺で寝てんじゃねぇの?」


遥は相変わらずこちらを振り向かず、作業を続けながら言う。


清龍が寝てるのはいつものことだけど、紫水は……。

あの人タダでそんなことする人だったけ?

紫水って仕事のオン・オフの切り替え激しいし、司令塔タイプで自分が動くのとか嫌いそうだし、なんだか意外。

汗かくのとか絶対似合わないと思う。



「ヒカちゃんっ!!☆」


『……はへっ?』


ボーッと考えている途中、由依に脇腹を小突かれて我に返った。