『ありがとう。

すごく助かるよ』


にっこり笑ってお礼を言う。


「もう、ヒカちゃん!!

それ以上やるとその子も倒れちゃうよ?☆」


『えっ、やるって何が?

倒れるって?』


そういえば何かみんな顔赤いよね?

ひょっとして集団風邪?


「ヒカちゃんは気にしなくていいよ。

そんなことより、ハルちゃんの加勢に行こ~☆」


『あっ、待って!!』


由依の背中を追い、店を一歩でたところでもう一度立ち止まり、振り返った。


『またね……』