『えっ、あ、ちょっ……』
半ば引きずるようにして由依に連れて行かれながら後ろを振り返ると残された3人がこちらを見ていた。
「行ってらっしゃい」
いつも通り、にこやかな顔で手を振りながら静かに闘志を燃やす紫水。
「…………」
どこか思いつめたような顔をして無言でこちらを見つめてくる清龍。
そして、
「……クッ……」
と、苛立ちも露わに睨みつけてくる遥。
ちょっと、なんで遥睨んでくるの!?
皆の心に芽生え始めた気持ちに私は気づかない。
角を曲がり、由依と私の姿が見えなくなったとき、紫水が小さくつぶやいた。
「そろそろはっきりさせないと……」
その言葉は街の喧騒に満ちた空気に包まれて、誰にも届くことはなかった。
半ば引きずるようにして由依に連れて行かれながら後ろを振り返ると残された3人がこちらを見ていた。
「行ってらっしゃい」
いつも通り、にこやかな顔で手を振りながら静かに闘志を燃やす紫水。
「…………」
どこか思いつめたような顔をして無言でこちらを見つめてくる清龍。
そして、
「……クッ……」
と、苛立ちも露わに睨みつけてくる遥。
ちょっと、なんで遥睨んでくるの!?
皆の心に芽生え始めた気持ちに私は気づかない。
角を曲がり、由依と私の姿が見えなくなったとき、紫水が小さくつぶやいた。
「そろそろはっきりさせないと……」
その言葉は街の喧騒に満ちた空気に包まれて、誰にも届くことはなかった。

