『うっ、うるさい!!

そりゃちょっとは私も悪かったと思うけど、もとはと言えば遥が悪いんでしょ!!

急にあんなことして……//』


さっきの遥の甘い声と顔を思い出して赤面する。


「は?

お前何一人で赤くなってんの?

意味分かんねぇし。

つか、俺様は何もしてねぇし」


『もういい!!

どうでもいいけどさっさと起きてよね、寝坊助リーダーさんっ』


何も分かってない遥の発言に腹が立った私は捨て台詞とともにバムッと怒りに任せて扉を閉め、部屋を出て行った。


「あいつ、何怒ってんだ?」


さっぱり訳がわからない遥は怒るのも忘れ、頭を悩ませていた。


「やっぱ、頭いてぇし……」