『ダレか.』 あなたの瞳に映るのは わたしではない ダレか あなたが触れている髪は わたしのではない ダレか あなたの声が呼んでいるのは わたしではない ダレか あなたが本当に愛しているのは わたしではない ダレか 気付いている 知っている 解ってる だけどわたしは ダレかには なれないのです どんなにあがいても どんなに泣いても どんなに愛しても その瞳にわたしを映して その指でわたしに触れて その声でわたしを呼んで そしてわたしを 愛してください 近くて遠いあなた