しぱたしぱたーあーしぱたー♪

ドキドキがおさまらないままスーパーに入店。カゴを手にとるなり、零さんは次々と食料をカゴに入れて行く。

りんご。

みかん。

ケーキ。

にんにく。

数の子。

みかん。

鮭。

えーっとぉー…。

「零さん、今日は何を作ってくれるのー?」

「りんごとみかんのフランボワーズケーキにんにくのあらびきソルベ数の子みかんの鮭チンジャオロースー!」

んー面白いんだけど、食べるのは気が引けちゃうなー。

「実はあたしカレーが食べたいなーなんて…」

「んもー!それを早く言ってよねー!にゃははー!」

うふふっ。かわいいんだから零さんってば。

「よし、では気を取り直してカレーの具材を買おうではないか」

そう宣言すると、零さんはカレーの具を思い出しながら、ゆっくり売場を歩き始めた。時々、立ち止まっては考え込んで野菜や肉をカゴに入れて行く。

その考え込んでいるときの真剣な表情を盗み見て、やっぱり少しドキドキしてしまうあたしなのでしたっ。