「優斗の親はね、
優斗が小学生の時に
交通事故で亡くなった
んだ。」
「・・・」
予想外の言葉にわたしは
動けないままだった。
「優斗の親ってね、
なんか周りの反対押し切ってかけおち同然で結婚したんだって。
会ったこともない
ような親戚の家に優斗は
引き取られたんだけど
あんまりうまくいって
なかったらしくて・・
俺と優斗は幼なじみ
だったから優斗、よく
家抜け出して俺ん家
泊まってた。
その頃優斗は中学生で
女子にもてるように
なって、
優斗のことが好きな子
たちは家に押し掛けてた
みたい。
そこからなんだ・・・・」
「・・・・?」
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