ザーザー・・・






・・・雨が降ってる。







雨は嫌いだ。






俺から全てを奪ったから。




眩しい光で
俺はそのまま目を瞑った。
















・・・・・・・


















『優斗くん?
優斗くん!!』





うっすら目を開けると
真っ白い天井。





小学生の俺でも
ここが病院だと分かった。





『良かった、優斗くん。』




知らない人・・・。





誰だろう?





『優斗くん、あなたは
退院したらね私達と一緒に住むのよ。』





どうして?





知らない人なのに?






俺は当然の質問をした。
















「お父さんと
お母さんは・・・?」






_