・・・ 起こしてくれたし こんな時間に1人で帰らすのもどうかしてるかな・・ 「いいよ。行こうか。」 そう言った瞬間 彼女は照れくさそうに 微笑んだ。 彼女の名前は 北島彩乃。 俺と同じクラスだが、 そこまで関わりをもったことはなかった。 可憐な乙女みたいな子で 茶色のふわふわパーマ、 華奢な体つきから そこそこ男子からも 人気があった。 まあ、嘉穂が1番かも しれないけど・・ 「竹本くん。」 _