ACcess -焔-

あぁ、さっきのバイヤーの事か…。
「もう忍はチーター(改造犯)だろ?
 それ以上も以下もいらないんじゃないか?」

そう言うと驚いた顔をした。
「そーなっちゃう系か!
 オレは別にチーターなんて名乗ってないけどさ…。でもドンクレがそう言うならチーターなのかな?
 ってか、動物みたい!」
そしてニャーだかシャーだか分からない、何かの動物の真似をした。
それがチーターだと言うならふざけてる。

友達リストを広げ、君は指差した。
「こっちはチーター…この子とコイツはバイヤー。アイテム係に用心棒、騎士…。
 あ、占い師ってのもいるッス!趣味がタロットカードらしくて意外と当たるんだよね!」
「何?アイテム係って…。」
「ただのシーフ!アイテム持てる数が多いだろ?ダンジョン行く時とかの荷物持ちらしいよ。」
笑っちゃうね!と君は言ったが、ただのパシリではないのか?

プレイヤー達が好き勝手に言っている非公式の職業は、いくつもあって正解はない。
しかしいつの間にか定着したものもいくつか。

魔法剣士、魔獣使い、バイヤー、絵師、チーター…。
滅多に見ない召喚士や高レベルプレイヤーだけに名乗ることを許される砲撃士、バーサーカー、ホーリーナイト…。
他にもRPGで見たり聞いたことがあるジョブがある。

君は指を折りながら、自分の知っている職業を唱えた。
「…オレの知ってるのはここまで。
 あと何があるかなぁ…えぇっと…。」

さっきの動物の真似なのか、普通に唸っているのか分からないが、隣からは低い唸り声が聞こえてきた。