ACcess -焔-

それ以外には何もいらない。
今、必要なのは君だ。

自分の世界はここだ。

誰が何と言おうと。

全ての思い出も、楽しさや悲しさも全て…そう、全てがここにある。

現実世界はどちらかと言えば、今はバーチャルに近い。

どこか遠くの方で全てが起きているような気がする。

友人の話し声も、態度も…全部がリアリティに欠け、薄い膜が張っているような気さえする。

これが依存か。

ならば、自分は中毒者か。

何に対して依存か。
何の中毒か。

分からない。
自分には、分からない。

分かりたくない。


フラフラと道を歩く。
久々にホーム以外で話すが、結局二人の会話だった。

しかし、どこか君の話も頭に入らない。
今日は雑念が多すぎる。

小さく隣から溜め息がした。
「なんかコントローラーで操作すんのも面倒だな…。
 なぁ、酒場にでも行ってみるか?」
そこには机もイスもあるので、その提案に頷き、そのまま酒場に入った。