「……好きかどうかも…

わからないの……」



「いつか気付くわよ」




その いつか って


いつだろう。




「…まだ

足りない…かな……」



「なにが…?」




「アイツとの

思い出が」




まだ


好き になるには足りない。




もっとたくさん


朱里と過ごしたい。




そしたらもっと


もっと もっと



愛しくなる。


好きに……なれる。




なぜだか

そんな気がするんだ。




「そっか、そうだね。

さすがに1日じゃ
わかんないわよね。」



舞結は、前を見ながら言った。




「ま、焦ることはないし…

落ち着いて、頑張って」



「うん、ありがとう」




あたしはいつも


舞結の優しい言葉に励まされる。




「もぅ……舞結、大好きっ!!!」



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