「……ちょ、あかっ…!!!///」



言い返そうとしたけど


朱里の顔が近くにあり過ぎて

不可能みたい……




「……俺、李呼が恭の方ばっかり見てて焦ってた。

田口も智純も敵に回すし?正直、無理なのかなって思った…」




真剣な顔で


あたしを見て、話す朱里。



その黒い瞳に

吸い込まれそう……




「……だから、李呼が『朱里だけが好き』って言ってくれて、めちゃくちゃ嬉しかった…


俺も……とっくの昔から
李呼しか見えねぇよ。」


「……あか…っ…ん…」



あっけなく

唇が奪われた。



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