意地悪なキミと恋の勉強



「いってらっしゃいー。

頑張れ朱里ー」



「あかり…!!?」




呼び捨て……


仲良しだな。

あたしの舞結なのに。




「ちょっと、痛いよー」


「ぇ……あ、ごめん…」




パッ と放された手。


薄らと赤くなってる。



……男子って

こんなに力あるんだ。


本人は、あまり力を入れてないんだろうけど。




そのまましばらく歩いて


着いたのは、資料室だった。



ただ、教材やプリントなどが散乱した

物置のような教室。




その教室に、二人で入った。



中には、椅子と机が並んでいた。




「…明日のHRで使う冊子作りだって。
クラス全員分だから、42冊。」



「そんなにっ…!!?」



一人、21冊も……


何時間かかるんだょ…




水橋は、そんなにイヤそうな顔してないけど。


さすがは、クールな人形だ(笑)



でもやっぱり、綺麗な顔をしていて……

気を抜くと、見つめてしまいそうになる。



…変態か、あたしは。




簡単に作り方を教わり


なるべく水橋を見ないように

冊子作りに集中した。



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