耐えきれなくなって

朱里に聞いた。





「……朱里、ホントに

会ってたの…？」



「…あぁ」




迷うことなく答える朱里。




「……えっち…してた…？」



「………」





黙ったまま


答えない朱里。





………ホント…なんだ…





「…サイテー……



朱里なんか…もう知らない」





怒鳴るワケでも


泣くワケでもなく




ただ


呆れた。




結局、朱里も


その程度だったんだね…




あたしは、朱里に背を向けて


教室をあとにした。




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