「だ、だって……」




急に、挙動不審になる李呼。


…小動物みたいだな。





「……俺、寂しいんだけど?」



「でも、あたし…」




また隣に座らせる。


…いい匂いがする。



その柔らかい香りに

酔いそうになる。



猫に対する

マタタビみたいに。





「…まだ、居てほしい。

ヤダ?」



耳元で囁いてやった。




一気に赤くなる顔。


……いちご。




「…ダメ……じゃない…

お母さんに、聞いてみる…///」




そして、カバンから

携帯を取り出した。



……李呼、ゲット?



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