「……ぐす…」 泣きそうになるのを堪えて 携帯を握り締める。 ……もぅ… 裕貴の所為で こんな悲しい気持ちになった!!! それより 明日のテスト勉強が大事だ。 朱里には、負けたくないから。 あたしはトイレから出て 部屋に戻った。 机に向かって ノートを開けてみると そこには 昼間一緒に勉強した 朱里の文字が並んでいた。 サラサラと書かれた字は 形が揃っていて 『男子の文字』には 到底、見れなかった。 .