手を繋いだまま


見つめ合う。



誰もいない階段は

静まり返っていて


お互いの鼓動さえ
聞こえそう。





「………朱里…

キスしてほしい…」



「っ…え?」




あたしが変なこと言ったから

慌ててる朱里。



ふふ、可愛い……




「……じゃ

お言葉に甘えて★」



「んっ……」




強引なのに


甘いキス。




……大好き


朱里……




触れてるところから


好きが溢れ出すよっ……





「……ん、も…くるしっ…」



苦しくなって

朱里の胸板をどんどん叩く。



………が、効果なし。


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