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「おいお前らー」
「亮?」
「休憩だってよ。教室もどってくれば?」
ジュースお菓子あるから、と言うと一斉に教室に帰っていった。
「ノブ?帰らねえの?」
「…も、ちょっと、で、区切り、つ、く、から」
「おーけー待ってる」
蝉が大合唱している。
夏って感じ…
「ノブ。暑い。急いで」
「ん。がんば、る」
横を見ると、黒のペンキでダンボールを塗りたくるノブ。
たしかにもう少しで。
そのダンボールは真っ黒になりそうだ。
溶けそうなくらい蒸し暑い、この渡り廊下で看板作りとか…死ねるな。
それにしても暑いー
「…あ、あのっ」
後ろから女子の声がかかった。
