咲と亮

その日の放課後に琉羽に話して、

次の日学校に登校して私が見たのは、



『ねえ亮くん!あの噂、ホントなのっ?!!』
『まさか付き合い始めちゃったの?!!』
『ええ~やだあ!』
『亮くぅん!』



…といった、女子軍団(私や琉羽タイプでなく、化粧やら髪の盛りやら合コンやらに青春を使う女子タイプ)の、

決して少なくない人数に囲まれて、


「い、いや…あのな…」

ウンザリして朝っぱらから憔悴した亮の姿だった。



お姉さん方、私を好んで亮は美容院に連れて行くわけじゃないんだよ。
近場にいただけだよ。

…と教えてあげたかったけれど、私が行くと本気で死亡フラグが立ちそうなので、
亮とその周りの愉快な仲間たちに決して見つからない場所から念じて1日を過ごしておいた。

恨んでくれるなよ、亮くん。