「「へ?」」
そのあからさまな誘いに思わず、驚きの声を出す。
すると咲とハモった。
「え、ああ…うーん。…亮ちん、どうだい一緒に」
「あ、ああああほう。お前だけが誘われとるんだろこれは」
「そ、そうか…」
何故だか思わず、どもりあう俺と咲。
どうしてだか落ち着かない。
そわそわする。
それは咲も一緒のようで、俺の半袖カッターシャツの裾をつかんだ。
「…………」
どうしてだか、それだけで気持ちが静まっていく。
「…うーん今回は遠慮しとく、かな。す、すまんね」
「なんだ咲、結局いかねえのか」
「んん。やめとくよー」
などと、咲と落ち着いて会話できていると
「………」
俺は見た。
林琉羽が入り口の当たりから邪悪なオーラを漂わせて、
「どうやら分かってなかったみたいね」
と、咲を誘ったクラスメイトを見ている姿を。
「…女王様降臨」
「ん?亮、なんか言った?」
「いやなんも見てない」
