「あっ!!」
あることを思い出し、胸の辺りを探るあたし。
あたしは胸にペンダントがあることを確認すると、それを強く握りしめた。
よかった…
あたしのペンダント…
これはあたしの大事なペンダント
この中には死んでしまった家族の写真が入ってるのだ。
「それ大事な物なん?」
「そう。これは家族の写真が入ってるペンダントで…って……ッへ!?」
あたしは声をした方に目をやるとそこには死神のライオスがペンダントを覗き込んでいた。
「アンタ、いつからここにいたんだ!?」
「えっ?ついさっき来たとこやで」
「気づかんかったん?」と首を傾げるライオス。
き、気づかなかった;
.


