「交渉成立だな。」


そう言ってあたし達に背を向け、去ろうとする船長。


「ただし!!」


あたしは船長の背中を指差して大声で言った。


「あたしの仲間に一切手を出すな!!それを約束出来るんならその条件、引き受けてやる!!」


船長は振り返ると、意地悪く微笑んだ。



「……いいだろ。アンタの仲間には一切手を出さないでやるよ」



そう言うと、サスティンに「アイツらの部屋を用意してやれ」と言って、どこかへ行ってしまった。




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