あたしの挑発の言葉を聞いて、悔しそうに歯を食いしばるヤック。
「何の騒ぎだ、ヤック」
その時、ある長身の男が部屋から出てきた。
どうやら、そいつもこの船の船員みたいだ。
「サスティンさん!!」
「おいおい;お前何勝手によそ者を船に連れ込んでるんだよ?おまけにこんな大勢…」
声は軽い感じだが、思いっきり冷たい視線をヤックに向けるサスティンという男。
「…す、すいません!!でもコイツら売り物になるかと思って、つい…」
「ふーん、なるほどね…」
サスティンは一歩ずつあたし達に近づいてくる。
「アンタ、ここの船長か?」
「ん、俺?残念ながら俺はただの船員だ。まぁ、海賊とも言うがな」
…海賊
なんとなくそんな感じはしたけど、まさか当たってるとはな…
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