「お嬢ちゃん、いや、茜菜はん。
俺はアンタにほんま感謝してる。
アンタに助けられへんかったらフィリアお嬢様に会われへんかってんから。
だから、その恩返しに俺はアンタに助けられたこの命でアンタを守りたい。
せやから、俺を仲間にしてくれ、頼む!!」
そう懇願するライオスを見たあたしはしばらく考えた。
ここまで決意してるんなら、連れて行ってもいい。
でも、ライオスを連れて行くとなると、フィリアも連れて行かなきゃならなくなる。
さすがにフィリアは…
そう考え込んでいた時、誰かがあたしの手を握った。
びっくりしてそちらに視線を向けると、フィリアの小さな手があたしの手を握っていた。
「…あなたは神さまじゃない、ただの人間。だけど、あなたは私のためにそんな嘘をついて、私の願いを聞いてくれた。
そして言ったわ。
『この手を離さない』、
『あたしがアンタを護ってみせる』って…
でも、まもられるだけなんて嫌。
私も、つよくなって茜菜をまもりたい!!」
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