「私…先生を褒めたんですけど」


「だから悪い子なんです」


はいー?!


やっぱり福井先生はちんぷんかんぷん


「ふふふ。吉岡さんは本当に僕のツボです」


「ツボ?」


「はい。吉岡さんのおかげで毎日が楽しいんですから」



よくわからないけど、私はいつの間にか福井先生の『元気の源』になっていたらしい


「それは、喜んでいいんですか?」


「はい、名誉なことですからね」



福井先生はとても楽しそうに車を進める

ナビに入力された情報を元に私の家へと向かう福井先生



何故だろう



もう不安な気持ちが無くなっていた



私…



やっぱり変